ラーメンだけじゃない!いいね満彩 喜多方市

玄冬の喜多方で悠久の自然を満喫!ウインタースポーツや観光のおすすめスポットを紹介

山野の木々が裸になり、雪が降り積もる会津の冬。喜多方市にとって冬は観光、レジャー、グルメで多くの人が訪れるシーズンでもあります。玄冬の風情を堪能し、冬の思い出をいっぱいつくれる喜多方市の観光スポットやイベントなどをご紹介します。

絶景も楽しめる!?人気ゲレンデを爽快に滑走!

春夏に菜の花やひまわりの観賞で多くの人が訪れる喜多方市北東の三ノ倉高原は、冬は一面の銀世界に一変します。会津盆地を一望できる山頂標高780mの三ノ倉スキー場には、連日のようにレジャー客や家族連れが訪れます。

「日本一好(す)いているスキー場」をキャッチフレーズとしたゲレンデは第一・第二リフトのみという小規模ながらナイター営業もあり、平日の夜にもウインタースポーツを楽しめます。風の弱い晴れた日などは、ゲレンデから雲海も見ることができます。幻想的な雲海と白銀のゲレンデを前にすると、まるで雲の中でスキーやスノボーをしているような感覚に。

三ノ倉スキー場
三ノ倉スキー場

コースは緩斜面・中斜面が多く、コース幅が広いためスキー初心者やスノーボードデビュー者にもおすすめ。コース上部には、カービングターンに最適な斜面変化の楽しめるエリアもあります。夏場に林道になる林間コースも最大斜度10度、距離1500mと充実。小さなお子様向けに、そり乗り場も整備されています。

レストハウス「山小屋くらら」ではカレー、ラーメン、スパゲティー、丼ものなどのフードやスイーツ、ドリンクを提供。ウィンタースポーツのスキルを学べるスクールや、道具・ウェアのレンタルシステムも備えています。

リフト料金が以下のようにリーズナブルな点からも、好評を得ています。

大人 小人
8時間券 2,500円 1,800円
4時間券 1,500円 1,000円
回数券(11回) 2,200円 1,500円
1回券 200円 150円
シーズン券 20,000円 10,000円

また第3日曜日に小人を対象に8時間リフト券などを割引する「スキーこどもの日」、19~29歳の登録者の平日リフト8時間券を割り引くアプリ「ユキヤマフクシマ」、障がい者を対象にした免除システムといったお得な制度も設けられています。

冬もやっぱり温泉で心身に癒やしを。絵画のような雪景色をバックに名湯でリラックス

三ノ倉スキー場は「会津の奥座敷」と呼ばれる熱塩加納(あつしおかのう)地区にあり、名湯の会津喜多方熱塩・会津日中温泉にも車で10~20分ほどでアクセスができます。いずれの名湯も冬場には、雪景色や満点に輝く玄冬の夜空を眺めながら、露天風呂でゆったりと過ごすことができます。

会津喜多方熱塩温泉は「熱塩」のネーミング通り、お湯は約65.5度と高温で塩分が高いのが特徴。身体の芯から温まり、「子宝の場」としても知られています。旅館・山形屋では古くから信仰を集める飯豊山の原生林をイメージして檜をふんだんに使ったり、蔵や塀、煙突、トンネルなどさまざまな構築物にレンガを取り入れている喜多方のまちをイメージした趣の大浴場や、石造りの露天風呂があります。

大浴場
大浴場

料理は甘味と滋養の詰まった雪の下白菜、色白で厚みのある大根、凝縮されたうまみの会津地鶏のほか、鱈、鰤など旬のものや郷土で受け継がれる食材がふんだんに使われています。

石造りの露天風呂
石造りの露天風呂

厳冬期ならではのレジャーや酒処の風情を味わう散策も。胸躍るお出かけスポットを紹介

会津喜多方熱塩・会津日中温泉周辺には、酒蔵めぐりやアウトドアを楽しめるエリアがそろっています。それぞれの温泉周辺で冬場にもおすすめの観光・散策スポットをご紹介します。

大和川酒造店「北方風土館」(山形屋から車で約20分)

江戸時代中期の寛政二年創業。自社栽培された原料米を使った「田んぼからの酒造り」を手掛け、海外にも先駆けて進出するなど日本酒ブームをけん引してきた老舗酒造会社。

館内では江戸時代に建てられた土蔵や大正時代、昭和初期に建てられた蔵を見学できます。かつて酒造りの作業場や酒の貯蔵場となっていた蔵の中には昔の酒造りに使われた桶・酒舟などの道具や昔の商品も展示されています。

また、かつて瓶詰作業所だった空間を活用した利き酒コーナーや売店もあります。コーナーでは銘酒「弥右衛門酒」を10種類以上そろえるほか、大和川酒造の最上級酒である純米大吟醸の「いのち」「四方四里」、季節限定の生酒、リキュールも試飲できます。

ほまれ酒造「雲嶺庵」(山形屋から車で約10分)

大正7年創業。「会津ほまれ」「からはし」といった純米大吟醸酒や純米吟醸酒などのブランド酒を醸す酒造会社です。1300坪にわたる広大な原生林を利用して造成された日本庭園「雲嶺庵」や酒蔵の見学ができます。

背景に雲の間から名峰磐梯山の山頂が見えることから文学博士・綿貫哲雄氏が名付けた雲嶺案は長年に渡り、文人や墨客からも広く親しまれてきています。冬場も積雪していなければ散策可能なため、松や欅、紅葉や桜などの木々の枝や葉が白銀に輝くさまを間近で観賞することができます。

雲嶺庵に併設された直売所では、新鮮なお酒を10種類以上試飲可能。テラスや座敷もあり、趣ある日本庭園と不香の花との競演を、お酒をテイスティングしながら眺めて過ごせます。

桧原湖(山形屋から車で35分)

喜多方市のお隣、北塩原村にある檜原湖は最大水深31メートル、湖岸周約31キロの裏磐梯最大の湖。冬場は凍結した湖面で、「湖の妖精」とも呼ばれるワカサギの釣りに挑戦ができます(結氷中は不可)。磐梯山を臨める氷上をスノーモービルで移動し、専用のハウスなどの中で釣りを楽しめます。釣ったワカサギは周辺のお店で食べることも可能です。

日中線記念館(山形屋から徒歩5分)

昭和13~59年に運行していた旧国鉄日中線の熱塩駅舎を活用。当時は珍しかった欧風建築の木造駅舎内に、往時の資料が展示されています。

日中線記念館

敷地内には、ラッセル車や当時の車両、転車台が保存されており、鉄道ファンや観光客の関心を集めています。

蔵のまち喜多方冬まつり

例年冬になると蔵のまち喜多方冬まつりが開かれます。

令和7年は1月25日には道の駅「ふれあいパーク喜多の郷」と中山森林公園を会場に、喜多方ラーメンとバイキング、かんじきやスノーシューをはいての冬芽観察トレッキング、赤べこ絵付けの体験、音楽ライブなどが繰り広げられ、夜間には花火も打ち上げられました。

青空
秋部門・銅賞 「花火とバルーン」
秋部門・銅賞 「花火とバルーン」

26日はいいでとそばの里センターを会場に開催。文化庁の「伝統の100年フード部門」(江戸時代から続く郷土の料理)に認定された山都そばと高郷地区のそばを食べ比べたり、雄国・山都・高郷地域の3団体が指導するそば打ち体験を開催しました。

山都そば
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