就業・子育て環境も抜群の住みやすさで、UIターンも続々と!喜多方への移住・定住の実態
喜多方市は首都圏を中心とした都心からの移住・定住者が多いです。なぜなら、移住後の生活を後押しする支援制度も充実しているからです。喜多方市内での生活や移住者の仕事・子育て環境などを、実際にUターン・Iターンした人の声も交えてご紹介します。地方への移住を検討している場合、是非参考にしてみてください。
詩情あふれる地方都市で、自然とともに生きる
喜多方市はあちこちに名勝・観光地があり、市街地の周辺は田園地帯が広がります。さらに日本百名山の飯豊連峰や磐梯山の頂を望む雄国山麓といった大自然を身近に感じられます。中心市街地の小田付地区は、在郷町・醸造町の面影を強く残す蔵を生かした店舗や住宅が並びます。
雄国山が大好きで、高台からの眺めも毎日見飽きることはありません
夜空の星が近くに見えて、とてもきれいです
歴史や文化を感じる街並みに惹かれました。食べ物もおいしい
会津盆地の北に位置しており、盆地特有の寒暖差の影響を受けることなどから、季節の移ろいをはっきりと感じながら生活できます。
夏は都心に比べて涼しく、過ごしやすいと言えます。月別平均気温のデータでは、8月は東京に比べて2~3度ほど低くなっています。
一方、1月の月別平均気温は氷点下を記録。山間部と市街地では積雪量に1メートル以上の開きがあり、住むエリアによって雪の影響度も異なります。市内の一部では、冬場の屋根の雪下ろし作業が必要になります。
休日にはキャンプやスノボーなどのレジャーを楽しめます。恋人坂や一の戸橋梁など、絶景スポットや温泉めぐりをして余暇を満喫することもできます。
移住前はなかなかできなかったキャンプにはまっています。子どももつれてのびのびと自然に触れ合えます
仕事・教育・食…市民生活を充実させる資源と環境
市街地にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアも多数あり、日用品の買い物は市内で済ませることができます。飲食店では名物の喜多方ラーメンを提供する店舗が市内に約100軒あり、早朝からラーメンをいただく「朝ラー」も楽しめます。
海外からの評価も高い、飯豊山の伏流水で仕込まれた地酒を提供する飲食店も普段からたくさんの人々が訪れています。
仕事面では、サービス業や医療・福祉のほか、第一次・第二次産業に就く人も多いです。産業別就業人口のうち、第一次産業は10.9%、第二次産業は29.1%、第三次産業は55.7%(令和2年国勢調査)。移住者の中では米やアスパラガスの生産に携わる新規就農例も見られます。
義父が農業をやっていて、『ここで継がなかったら終わってしまう』との思いで就農を決意し、近隣の農業法人で水稲を学びました。農業は楽しいことばかりではないけど、面白いです
農業に憧れを持ち、新規就農者の支援に力を入れている喜多方市への移住を決めました。行政担当者や地元の人たちが相談にも親切に対応してくださったのが、印象的でした
コロナ禍でのテレワーク普及により、「転職なき移住」を果たすケースも多くなっています。
仕事はテレワークなので『住む場所が変わっただけ』という感じで、移住後の生活も安定しています
このように、IT・サービスなどの業種で在宅勤務をする移住者も、しばしば見られます。
喜多方市内での就業に関しては、新規就農者経営確立支援事業、あきない賑わい創出事業といったサポート策や、雇用相談センターといった支援機関があります。また市内企業の仕事内容や職場の雰囲気などは、求職者向け企業情報検索サイト「きたかた・わくワーク」で発信しています。
医療機関は約20カ所あり、産婦人科や小児科も設けられています。11カ所の認定こども園、10か所の認可保育所、子育て支援のシンボル的施設「アイデミきたかた」など、子育て世代をサポートする施設も整っています。子ども医療費助成、チャイルドシート貸し出しといった子育て支援制度も利用できます。
市立小学校は17、中学校は7校。小学校では全国で初めて農業科を設置した実績があり、現在でも総合的な学習の時間を使って農作業を実体験するなど地の利を生かした特色ある教育が導入されています。小中学校の給食では地元の農産物や特産の漆器による汁椀を使用し、地産地消を推進しています。
東京・仙台・新潟へのアクセスも良好
喜多方市は、首都圏や隣県・新潟へのアクセス条件も良好です。JR喜多方駅から磐越西線を利用すれば、1時間30分で郡山駅、2時間30分で新潟駅に到着します。郡山駅は東北新幹線が走っており、1時間17分で東京駅に着くため、ビジネスや買い物などで上京する機会の多い人にとっても便利です。
景観を楽しみながら東京への往復時間をゆっくりと過ごしたい場合は、喜多方駅から磐越西線で20分の会津若松駅から、会津鉄道・会津鬼怒川線を利用するルートもおすすめ。会津鉄道で1時間、会津鬼怒川線で3時間10分ほど乗車して、東武浅草駅に着きます。特に福島・栃木県内の景観地を走る会津鬼怒川線は、車窓から四季折々の絶景が広がる点から観光客にも人気の路線です。
マイカーで移動する場合、磐越自動車道「会津若松IC」を経由して東京・仙台・新潟方面に向かえます。喜多方市内から会津若松ICまでは車で約30分、ICから東京・仙台・新潟方面にはそれぞれ約4時間・約2時間15分・約1時間15分で到着します。
官民で移住・定住をサポート
喜多方市への移住相談は市役所地域振興課での窓口相談のほか、電話やメール、Zoomでも対応しています。
「本格的に相談するほどではないが、移住を検討している」「どんなまちなのか知りたい」という場合、まずは現地に足を運んでみるのもおすすめ。
観光以外にも、農業体験などを通して地元の人々との交流を楽しむグリーンツーリズムで現地の空気に触れてみるという手段もあります。移住者の話を実際に聞いたり公共施設などを訪問し、喜多方市での暮らしぶりを体感する「いつでも喜多方暮らし体験ツアー」の制度も利用できます。
住宅は空き家バンクや民間の不動産会社で仲介する物件から探すケースが多いです。移住者が住宅を取得する際の費用も、喜多方市移住者住宅取得支援事業を活用して一部補助を受けることが可能です。
また移住を見据えて喜多方市を訪問しながら住まい探し、仕事探し、移住相談などを行う人の宿泊費の一部を補助する移住希望者お試し滞在支援事業補助金も利用できます。
東京23区に5年以上在住・通勤している人が喜多方市などに移住し、福島県が運営するマッチングサイトに求人情報を掲載する対象企業などに就業した場合、国・福島県・市が共同で移住支援金を給付する移住支援事業補助金を受けることも可能。対象企業への就業だけでなく、テレワークによる移住なども、補助対象となるケースもあります。
近年の地方への移住ブームの流れもあり、大都市で喜多方市の移住情報に触れる機会も頻繁に設けられています。首都圏などで開かれる移住関連のイベントにも喜多方市は積極的にブース出展し、移住希望者の方に対して市の魅力や具体的な暮らしぶり、移住支援策などを丁寧に説明しています。
イベントや体験ツアーをきっかけに喜多方市の魅力を感じ、Iターン・Uターンした人が充実した喜多方ぐらしを送り、その人たちが地域活動に関わり活性化につながる…。そんなループが喜多方の地で、広がり続けています。
活力あふれる喜多方市で、あなたもぜひ新しい暮らしを始めてみませんか。
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